2016-11-08 第192回国会 参議院 厚生労働委員会 第3号
数百を超える化学物質に発がん物質や発がん促進物質が含まれ、一酸化炭素には動脈硬化を促進させる作用もあります。また、たばこのないオリンピック・パラリンピックを推進することは、国際的な約束でもあります。 厚労省にお伺いをいたします。 日本の受動喫煙防止対策を世界と比較して現在どのような状態であると受け止めておられますか。
数百を超える化学物質に発がん物質や発がん促進物質が含まれ、一酸化炭素には動脈硬化を促進させる作用もあります。また、たばこのないオリンピック・パラリンピックを推進することは、国際的な約束でもあります。 厚労省にお伺いをいたします。 日本の受動喫煙防止対策を世界と比較して現在どのような状態であると受け止めておられますか。
○国務大臣(塩崎恭久君) ただいまのお尋ねは、喫煙と病気、肺がんなどについての因果関係についてのお尋ねでございますが、たばこの煙には四十種類を超える発がん物質や発がん促進物質が含まれております。 そして、WHOの報告や、我が国を含めて各国で同様の調査研究が行われておりまして、そこにおいて、喫煙者は非喫煙者に比べて肺がん等の疾病に罹患する危険性が高いということが指摘をされております。
その中で、喫煙の健康への悪影響につきましては、たばこの煙の中には四千種類以上の化学物質が含まれており、そのうちベンゾピレンなど六十種類以上が発がん物質、発がん促進物質であるということ、それから喫煙男性は非喫煙者に比べて肺がんによる死亡の危険性が四・五倍高くなっていること、それから喫煙者では非喫煙者に比べて虚血性心疾患の死亡の危険性が一・七倍高くなっている。
しかし、発がん促進物質が別にある。一緒になったらがんになる。どっちが主原因なんだ。発がん物質ではないかと思う人もいるでしょうが、促進物質がなきゃ起きないんですから。だから、例えばベースに何があっても、それに対してそれを刺激するものがわずかにあっても主たる原因と言えないわけではない。私は、それもやっぱり主たる原因かもしらんな、それさえなければいいはずだということも言えると思っているんです。
また、発がん促進物質であることが学問的に立証されている亜硝酸塩を添加したものだけがハム、ソーセージ、ベーコンと名乗ることができ、発色剤亜硝酸無添加のものは「蒸し肉」と称すべしという規格にし、無添加運動を進めている消費者団体を逆なでする行為に出た。